Insight
記事一覧
Technology
GraphQLとApollo、オープンソースソフトウェアとSaaSの広がり
昨今のWebサービスやモバイルアプリ等のプロダクト運営において、大手企業のみならず創業間もないスタートアップ企業においても、多様かつ大量のデータ処理が一般的に行われるようになりました。クラウド化に端を発した技術進化に伴い、従前に比べて特別なシステム構築や専門チームを組成しなくても、動画や音声データなどの大量かつ即応性が求めらるWebサービスや複数のIoTデバイスとのデータ連携を前提としたアプリケーションの開発及び運用が可能になりつつあります。
Product
大手企業におけるアジャイル開発と導入時のポイント
ソフトウェアを取り巻く環境は変化に富んでおり、それに対するニーズも当然刻々と変化していきます。このような状況下において事前に開発すべきものを詳細まで洗い出し、リリースまで変更せずに、計画的に開発を進めるスタイルでは環境やニーズから取り残されてしまい、リリースする頃には時代遅れになってしまうことも少なくありません。昨今、開発のアジリティを高く保つことが競争力の源泉の1つになっており、SquadやLeSS、SAFeなど、アジャイル開発においても拡張性に議論の焦点が集まり始めています。 こうした環境を鑑み、ソフトウェアを開発していく上で、その開発手法もウォーターフォール開発からアジャイルに主戦場が移り変わってきています。本記事では大手企業におけるアジャイル開発とその導入に焦点を当て、ポイントを解説していきます。
Research
デジタルにより加速する排出権取引とカーボンニュートラル
地球温暖化の進行により気候変動や気象災害が年々深刻化する中、企業や政府による脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガスの削減やカーボンニュートラルへの取り組みに注目が集まっています。本記事ではカーボンプライシングと排出権取引の概要と具体的な事例をご紹介するとともに、今後期待されるグリーンイノベーションに関する考察を行います。
Design
クリエイティブとテクノロジーを繋ぐデザインプラットフォームFigma
印象的でシンプルな図形とカラフルな配色のメンフィススタイルのグラフィックが目を惹くインターフェースデザインツールFigma(フィグマ)は、デザイナーだけでなくプロダクトマネージャーやエンジニアなどにも幅広く利用され、独自の創発的なエコシステムを構築することで、ユーザー数を急拡大してきました。本記事執筆時点でのユーザー数は約400万人を超え、GoogleやMicrosoft、New York Timesなどの大手企業でも利用されており、2022年9月にはAdobeによる200億ドル(約2.9兆円)での巨額の買収提案を受け入れたことでも話題になりました。本記事では共同創業者であるディラン・フィールド最高経営責任者(CEO)とエヴァン・ウォレス兼最高技術責任者(CTO)が生み出したFigmaのこれまでの成長の背景と今後の可能性についてご紹介します。
Research
ZARA擁する世界最大のアパレル企業Inditexの歩みとデジタル戦略
世界的なファッションブランドであるZARAを展開する業界最大手のアパレル企業の1つであるInditex/インディテックスは自社で企画製造した商品を自ら小売販売するSPAモデルを代表する企業であり、類似業種のファーストリテイリングやH&Mを抑えて売上高首位のリーディングカンパニーです。本記事ではInditexが強固なバリューポジションを築き上げるまでに実施してきた事業戦略と同社がアフターコロナの時代にどのようなデジタル戦略を進めているかについてご紹介します。
Research
SaaSの誕生とSalesforce、マーク・ベニオフの革新的なマーケティング戦略
Salesforce(セールスフォース)は、インターネットを介してソフトウェアサービスを提供するSaaS(Software as a Service)型のビジネスモデルを確立し、CRMやSFAを中心とした業務アプリケーション領域に留まらず、エンタープライズソフトウェア市場全体の裾野を大きく広げることに貢献したテクノロジー企業です。「クラウド」という言葉が存在しない時代に創業し、現在では15万社を超える顧客を抱えており、その急成長の背景として独自のマーケティング戦略が重要な役割を果たしてきました。本記事では、Salesforce創業当時の1990年代のソフトウェア業界の歴史を振り返りながら、業界の常識を覆してSalesforceが世界的企業に成長するまでにどのようなマーケティングを行ってきたのかについてご紹介します。 <br>※本記事では現行の社名:Salesforceに統一して表記します。
Research
新感覚イヤホンambie(アンビー)に学ぶ「ものづくり」と新規事業
昨今のCOVID-19の影響によってリモートワークやオンラインレッスン等が一般化するなか、ZoomなどのオンラインWeb会議システムの普及に加え、イヤホンなどの音響機器の需要も拡大してきました。富士キメラ総研の調査によれば、特にAirPodsやBeatsをはじめとしたワイヤレスイヤホン製品の成長が顕著であり、2020年のワイヤレスイヤホン及びヘッドホンの世界市場規模は3億1,100万台と前年比148%に増加、また2026年には7億7,600万台にまで拡大することが予測されています
Letter
ステークホルダーの皆様へ
この数年間でデジタルトランスフォーメーションというキーワードがメディアや資料で取り上げられる機会が急激に増えました。業界規模に関わらず、あらゆる企業で多様なDXへの取り組みが推進されるなかで、足元では業務効率化の観点だけでなく、新しい事業や売上を創出するためのデジタル技術の活用についての議論も活発になっています。
Platform
大手企業によるデジタルプラットフォームへの取り組み
インターネット網の整備とパソコン、スマートフォン、その他IoTデバイスの普及によって数多くのデジタルプラットフォーム企業が台頭してきました。プラットフォーム企業はデジタルサービスを通して圧倒的なコンテンツ数とユーザー規模に急成長し、従来のスタンドアローン型のプロダクトやサービスを提供する企業に比べて資本市場から高いこともマルチプルで評価されています。
Company
全社ワークスペースに「GitHub」を選んだ理由と利用状況について
ROUTE06では2022年1月から全社ワークスペースをGitHubへ移行しています。全社員がGitHubアカウントを保有し、コーポレートやマーケティングなどの業務においても、GitHub上で議事録や業務ガイドラインなどの文書作成及びタスク管理などが日常的に行われています。
Product
デジタル新規事業立ち上げにおける着眼点
業界業種に関わらず大手企業の新規事業において、昨今では新しいデジタル技術の活用が前提となっている事例も少なくありません。SaaSなどのツールを活用することで短期間かつ低コストで運用可能なオペレーションを構築することに加え、取引先や生活者などのエンドユーザーにとって直感的かつ使いやすいユーザーインターフェースを実現するための手段や手法などが盛んに議論されるようになりました。