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デジタルトランスフォーマー(DXer)ROUTE06、シードラウンドで2億円の資金調達を実施

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2020-5-18

大手企業向けのDXサービスを拡大

株式会社ROUTE06(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠藤崇史、以下:ROUTE06)は、株式会社デライト・ベンチャーズおよび株式会社ジェネシア・ベンチャーズが運営するベンチャーキャピタルファンドより、総額2億円の資金調達を実施したことをお知らせ致します。 今回調達した資金につきましては、大規模なデジタル・トランスフォーメーション案件やOMO(Online Merges with Offline)に関連する先進的なデジタルプロダクト開発案件への支援体制拡充のために、専門人材採用およびデジタルプロダクトのR&D等への投資に充ててまいります。

背景

ROUTE06(ルートシックス)は、あらゆる社会生活及び経済活動がオンラインに包含されていくOMO時代において、「リアルとデジタルが滑らかに繋がる社会をつくる」というビジョンを掲げ、大手IT企業、スタートアップ、コンサルティングファーム等でデジタルプロダクトの企画開発および事業経験の豊富なメンバーによって、2020年1月に設立されたプロフェッショナルファームです。

昨今デジタル・トランスフォーメーション(以下:DX)への関心が高まる一方で、国内のシステム開発の現場では、DXの障壁となる様々な問題を抱えております。経済産業省の『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~』(以下:DXレポート)では、ブラックボックス化および老朽化した既存業務システムを大きな問題と指摘しており、システムベンダーの多重下請構造がその状況を更に複雑化させています。

また従来型システムインテグレーションの開発アプローチや請負契約なども、必ずしも変化の早いデジタルビジネスへの対応を前提としていないため、提案・納品物・価格など様々な面で、顧客企業の期待とのミスマッチが生じており、DX以前に既存の老朽化システムの現状維持に多大な費用が投下されております。上記DXレポートでも、国内企業のIT予算の約8割がシステムの維持管理に割り当てられており、このままでは2025年以降に最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済的機会損失が生じる可能性があると、事態の深刻さが強調されています。

このような現状に対して、当社では、外部ベンダーやオフショア開発に頼らず、社内のプロダクトマネージャー、エンジニア、デザイナー等によるプロフェッショナルチームが、一気通貫のアジャイル型アプローチでシステムの企画・実装・運用まで行うことにより、顧客企業に対して「内製品質」の透明性と柔軟性を持つデジタルプロダクトを提供させていただいております。

また「顧客の最善をつくるDXパートナー」として、エンドユーザーが使いこなせない機能やベンダー都合のパッケージ導入などを極力排除し、最新のSaaSや国内外のIT企業で導入実績のあるオープンソース等を積極的に活用することで、短納期でのソリューション提供およびシステムコスト削減を実現し、顧客企業のデジタルROI最大化に貢献いたします。

サービス

現在は中堅企業から大手上場企業グループまで、業種・業界・規模に関わらず、顧客企業の課題に対して最適なDXソリューションをご提案させていただいております。

1. DX Consulting (デジタル戦略構築と実行支援)

既存事業のDXやデジタル新規事業立ち上げなどに対して、プロフェッショナルコンサルティングサービスを提供

2. Agile as a Service (デジタルプロダクトのアジャイル開発)

最新のデジタルプロダクト(Webサイト、Android/iOSアプリ、業務システムなど)のコンセプト設計から実装・運用まで、アジャイル開発サービスを提供

3. Data Platform Integration (既存システムの連携/統合) 既存業務システムを最新システムへ移行するリプレイスソリューションを提供。基幹データベース構築/API開発/SaaS連携により段階移行支援

投資家コメント

■ 南場 智子 氏(株式会社デライト・ベンチャーズ マネージングパートナー)

初めて会った日遠藤さんは、いつか将来SIにまつわるペインをすっかり解消したいんだと話してくれました。一見地味だけど大変な夢だな、と思ったのを覚えています。 その後遠藤さんはデライトベンチャーズにEIRとして参加し、自身の事業の検討のみならず、スタートアップスタジオの立ち上げにも本当に親身に尽力してくれました。 常に目線高く、組織全体も巻き込んで課題を解決する姿勢、またいつも謙虚に学び続ける姿勢を見てすっかり遠藤さんのファンになった私は、遠藤さんが「いつか将来」と考えていた夢を先延ばしにせず、「今」チャレンジすることがとても嬉しいです。 信念と情熱の遠藤さんチームを全力で応援します!

■ 渡辺 大 氏(株式会社デライト・ベンチャーズ マネージングパートナー)

ROUTE06の代表である遠藤さんは、デライト・ベンチャーズが昨年始動して間もなくEIRとして参画し、ご自身の事業立ち上げの準備だけでなく、デライトの中の様々な仕組みづくりにも、大いに貢献してくださいました。これまでの経験やネットワークを生かした有益なフィードバックをいただき、チームの刺激になりました。そんな遠藤さんの起業家としての新たな挑戦に、当初から関わることができて、とても光栄です。ROUTE06は、テクノロジー、ビジネス、UXの総合力に長けたトップクラスのチームが率いるモノづくり集団です。デライト・ベンチャーズの新規事業立ち上げプログラム、「Venture Builder」におけるプロダクト開発でも、頼りになるパートナーとして今後期待しています。

■ 永原 健太郎 氏(株式会社デライト・ベンチャーズ プリンシパル)

遠藤さんは前職からの知り合いですが、デライト・ベンチャーズでEIRとしてファンドの立ち上げに携わってもらう中で、お互いに起業家・投資家という立場で意見交換を密にできたことは非常に貴重な時間であったと思います。 向き合う市場は大きく、非常にチャレンジングだと思いますが、信頼のおける起業家である遠藤さんの新たな挑戦を応援できることを非常に嬉しく思っております。

■ 田島 聡一 氏(株式会社ジェネシア・ベンチャーズ ジェネラルパートナー)

ROUTE06は、次世代型システムインテグレータというポジショニングで、産業の根幹からDigital Transformation(DX)を推し進めていくデジタルトランスフォーマー(DXer)です。アフターデジタル時代のUX設計・実装から、基幹データベースの構築・効果分析までをワンストップでこなせる総合的な設計・運用力を持つ、シリアルアントレプレナーである遠藤さんを始めとした選ばれしチームとともに、日本の産業におけるOS自体をアップデートすることを通じて、世界における日本の産業競争力や存在感を圧倒的に高めていきます。

■ 相良 俊輔 氏(株式会社ジェネシア・ベンチャーズ インベストメントマネージャー)

SI文化の根強い日本のIT産業において、UXを活かすためのバックエンドシステムを設計・実装できる存在は本当に稀有です。遠藤さん率いるチームROUTE06であれば、SIerならぬ"DXer"として、持続可能なシステム体験を創造していけるものと確信しており、その第一歩から旅路をご一緒できることにとてもワクワクしています。

役員略

遠藤 崇史 (代表取締役)

東北大学大学院情報科学研究科を卒業後、株式会社日本政策投資銀行、株式会社ドリームインキュベータを経て、株式会社スマービーを創業、代表取締役CEOに就任。アパレル大手企業への同社のM&Aを経て、株式会社ストライプデパートメント取締役CPO兼CMOに就任。株式会社デライト・ベンチャーズにEIRとして参画後、ROUTE06, Inc.を創業

松本 均(取締役)

株式会社ベイカレントコンサルティングを経て、楽天株式会社およびヤフー株式会社にて、ECシステム/DMP/全サービスのログ統一などデータプラットフォームを中心とした開発およびPdMを担当。その後、株式会社ストライプデパートメントの執行役員CTO、株式会社Welbyの執行役員/開発部長を経て、ROUTE06, Inc.を共同創業

重岡 正(取締役)

熊本大学大学院 CS 修士課程を卒業。WEBIMPACT, INC. でグルメ、不動産、ECなどの受託開発に従事。その後、Tokyo Otaku Mode Inc. の創業前期から参画、ソフトウェアエンジニアとして越境ECサービス開発などに従事、Engineering Manager を経て、ROUTE06, Inc. を共同創業

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